少しずつ作りあげる湘南の庭
茅ヶ崎市の海岸に程近い平屋の住宅。中庭を囲んだコの字型の建物と、道路から細長い通路を通ってアプローチする敷地形状の効果もあって、とても落ち着いた静かな住環境になっています。
中庭にはDIYで施工された芝生が青々としていて、建物の白がとても良く似合っています。
中庭にはDIYで施工された芝生が青々としていて、建物の白がとても良く似合っています。
「今後、時間を掛けて庭を作り上げていきたい」というご相談を頂きました。
庭の話はもちろん、趣味の話や子育ての話など、いろいろな思いを伺いながら、まずは数年後の目指す庭の姿を想像していきます。
駐車場やウッドデッキを作りたい、というご要望もあったのですが、まずは一番気にされていた隣家との境界に木フェンスを設置することから始まりました。
1. 隠しすぎない目隠しフェンス
木フェンスの役割は視線を遮ったり、敷地を明確にしたりといろいろありますが、今回の役割は隠し過ぎずに隠すこと。
板の間隔やフェンスの高さなどをシミュレーションし、最適な方法を導き出しました。
また、建物の色彩や庭のイメージを考慮して、塗色は明度の高いものとしました。
2. 来年以降の計画
一年目はフェンスを。二年目以降はウッドデッキや自転車置場、また植栽などを少しずつ進めていく予定です。
一度の工事で全ての要素を盛り込み、一気に完成させる事ももちろんありますが、費用の問題や生活の変化の問題等、それが難しいことも多々あります。
将来的な完成イメージを共有しつつ、時間を掛けて徐々に作り上げていく庭。毎年の変化を楽しみながら、無理なく庭づくりを進めることが出来ます。