駐車場の舗装はコンクリートが一番なのか
住宅の外部空間で大きな面積を占める駐車スペース。都心部の住宅地では、庭の面積よりも駐車スペースの方が大きいのが一般的です。一方、地方の住宅では自家用車の所有台数が多いため、必然的に駐車スペースが大きくなる傾向にあります。
駐車をしていない日中の時間帯、道路から最も見えるのが駐車スペースであり、外部空間を魅力的に見せるためには、ここを庭として扱う事が重要だと思います。
駐車スペースは、コンクリートやアスファルトで舗装され、車の駐車以外に用途はなく、庭として考える事はあまりありませんでした。しかし、舗装の仕方や植栽などにより庭としての魅力を持たせる事が出来ます。
1. コンクリート舗装+植物
住宅の駐車スペースで大多数を占めるのは土間コンクリート仕上げ。
無機質なコンクリートは雨天時でもヌカることがなく、清掃も容易で駐車スペースに最適である事は間違いありません。
一方で、ナチュラルガーデニングという視点から見ると、少し物足りない部分があります。
コンクリート舗装に植栽スペースをプラスしたり、他の素材と組合せる事で庭的のように表情の豊かな表現が可能になります。
2. 天然石+砂利
天然石の舗装は格調高く、植物との相性も抜群です。
表面の仕上げ方法によっては滑り止め効果もあり、ヌカる事もありません。
一方、石の大きさや重量によっては施工コストが増大しますが、砂利や植物との組み合わせによって敷石の面積を限定し、コストダウンを図ることも可能です。
3. 枕木+砂利
鉄道用の枕木を庭に使用する例は、今では当たり前のように見られます。
かつては、国内で使用された中古枕木が流通していましたが、現在では防腐剤不使用の豪州産枕木を使うことが多くなっています。
4. 砕石で仕上げる
主に構造物の下地などに使われる砕石。大きさや原料によって様々な種類があります。
砕石を敷いた駐車場と言えば、安価で仮設的なイメージですが、少しの工夫や組み合わせで庭としての魅力を持たせる事が出来ます。
また、インターロッキングブロック舗装も、商業施設などの駐車スペースによく使われています。
排水性も良く、様々なパターンでデザインすることが出来ます。
5. 木製カーポートとは
駐車スペースの丈夫に屋根を設置することで、車の保護や雨天時の利便性を高める役割を持たせます。
ほとんどの場合、アルミ製の躯体にポリカーボネイトの屋根をはめ込んだ、エクステリアメーカー製のカーポートが用いられます。
アトリエタムロでも、ご要望があれば施工をしておりますが、この他に木製のカーポートも施工しています。
完全オリジナル設計で、色や形状、屋根の勾配等、様々なバリエーションがあります。
また、駐車スペース以外に、バイク置場や自転車置場として小型のタイプも承っています。