大きな庭石や庭木をどうにかしたい
中古の住宅を購入したり、実家を引き継いだ際によくある困り事。
庭にどでーんと鎮座する大きな庭石。
そして、自分の好みではない大きな常緑樹。庭は狭くなるし、薄暗くて湿っぽい。
いっその事、真っさらな状態に戻して自分の好みの庭に作り変えたい。
そんな思いを抱いている方、結構いらっしゃるみたいです。
とは言え、石の撤去や高木の伐採、自分では出来ないし、かと言って、どこに連絡すればいいのか分からない。
アトリエタムロでは、そんな支障物の撤去もお引き受けいたしますし、更に、撤去した後のお庭のプランニングまでを含めて、ご提案させて頂きます。
1. 大きな庭石で困ったら
庭石は、地上に出て見えている部分以外に、地面の中にかなりのボリュームがある事が多いです。パッと見ると、それほど大きくない石も、掘り出してみると、その大きさに驚くことが多々あります。
その為、まずは現場にて現状の調査が必要です。どのくらいの石が、どんな感じで置かれているか。更に、実際に吊り上げて撤去するシミュレーションを行いながら、具体的に掛かる費用を算出します。
撤去に掛かる費用の他に、石の処分にも費用が掛かります。
この現場では、重機の搬入路にアルミ製カーポートがあって、撤去する庭石に近付けないことが分かりました。
この為、人力で掘り出した後に機械で引っ張る事も検討しましたが、元々撤去する予定だったカーポートを今回の工事で解体することになりました。
2. 庭石の撤去作業はどのような感じでしょうか
庭石に限らず、重量物の運び出しには機械の力が必要になります。
しかし、敷地の形状や道路の接道状態によっては、人力での移動と機械による吊り上げを併用する場合もあります。
かつて、大変な労力を費やして設置された庭石ですが、時代と共に、その存在が邪魔になってしまう事は、仕方のない事です。
庭づくりの支障になっている石を撤去する事が、新たな庭づくりの最初のステップになります。
3. 石が無くなった跡地には
今回のケースでは、庭石を撤去した場所に、芝生を張りました。
子供たちが駆け回ったり、時にはシートを敷いてピクニック気分を味わいたいとの希望で、念願だった芝生の空間が完成しました。
更に、建物廻りの砂利敷き部分では、雑草がものすごい勢いで繁殖し、手入れが追いつかないとの事でしたので、防草シートと化粧砂利の敷き込みを同時に行いました。
庭のメンテナンスは、定期的に、楽しみながら続けたいものですが、なかなか難しい場合もあります。
雑草対策によって、メンテナンスの負担を劇的に抑えることが可能です。
4. 庭を暗くする大きな常緑樹
「新興住宅地」と呼ばれていた住宅地も、開発から40年以上経過して、代替わりや売却が進んでいます。
建物はきれいにリフォームされて使い勝手が良くなったとしても、お庭のリフォームはどうしても後回しになりがち。
それでも、庭を日陰にしている大きな庭木だけは、この際だから撤去したい。そんなご依頼を頂きます。
木を伐採するという決断。きっと紆余曲折があったに違いありません。
それでも、伐採によって、明るく広々と変化した庭を見れば、その決断が間違っていなかったという事が分かるはずです。
庭木の伐採作業は、その多くが人力による作業になります。
庭石と同様に、敷地や道路の状態、木の大きさや種類などによって、作業方法や搬出の手段が大きく異なり、費用にも差が生じます。
この現場でも、家族内で伐採するか残すかの意見が別れたそうです。
それでも、日照の問題や今後の庭づくりの事、更には庭木に蜂が巣を作っていて危険がある、との事で伐採する事が決まりました。
結果的に、良い決断をされたと思います。