目覚めたら北海道、な感じ。

目覚めたら北海道、な感じ。

一人で夜行列車に乗ったのは
小学校5年生の時。
上野から北に向かう列車にたった一人で。
あの頃は、上野駅から出発する夜行列車が
たくさんあって、しかも、どの列車も
満席状態。
車内、東北訛り全開モード。

知らないおじさん達と、朝までいっしょ。
出稼ぎで東京に来てたおじさん。
訛りがすごくて、あまり聞き取れなかったけど、
重機に乗ってるって言ってたっけ。

二回目の夜行列車は次の年。
小学校6年生。
この時も上野駅から北へ。

それ以降、何度乗ったかなあ。

一番最近乗ったのは4年前。
上野駅から北に向かう。

ってそればっかじゃん。

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↑ あー、北海道に向かうんだあ。

もう、この行き先表示だけで気分が高揚。

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↑ 個室じゃないのが好き。

あの時は、一車両がほぼ貸し切り。
いつも、一人で乗るときは上段が
好きだった。
下段だと、朝、ゆっくり寝てられないから。

朝になると、上段の人は下段に座るので、
ちょっとせわしない。

上に昇るはしご。日中はガシャッと畳んで
棒みたいになる。
無骨だけど、いいデザインじゃん。

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↑ 青い。青いのがいい。

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↑ 目覚めると、北海道。

頑張って、夜中まで起きてて、
一眠りすると、函館の近くを走ってる。
冬は一面の雪、夏は緑いっぱい。
歯を磨いて、コーヒー飲みながら
通路の小さな折りたたみ椅子に座って。

なんて贅沢だったんだろ。
やっぱり、北海道は遠いから憧れなんだと思うよ。
もう、あのワクワクする感じが味わえないのかあ。

昨日に続いて、無くなるものを惜しむ話。
しかも、北海道関連。
今日で、上野発の青い列車、完全に終了です。
今頃、東北のどこかを走ってるんだろうな。